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ナラティブ・ホスピタル2020年5月22日

富家病院  透析室  看護師 石河です

第5章では看護師・介護士・理学療法士・臨床心理士の4つの立場から患者様と関わり、ナラティブを通して感じたことが書かれています。

素敵な体験談の中から、私は看護師である加藤さんの話が印象に残りました。

加藤さんは終末期の患者様との関わりで、静かに死なせてほしいという患者様の希望に対し、人として見送ってあげたいと思います。そこで、家族や本人との会話からコーヒーが好きということを知り、綿をコーヒーに浸して寝たきりの患者様の口を湿らせてあげました。すると患者様はとても良い笑顔をみせたそうです。その患者さんは数日後に亡くなりました。加藤さんの患者さんとの関わりは、死を待つだけだった患者様の心に癒しと喜びを感じさせる看護だと思います。

ただ医療行為を提供するだけの看護師ではなく、私も加藤さんのように患者さんの心に寄り添う看護をしたいと改めて実感しました。

日々の業務の中で私たちは患者様の今の姿を見てしまいがちですが、今まで歩んできた人生の背景や価値観があります。その背景に目を向けることで、いつもと違う一面を見ることができ、患者様一人ひとりを知っていくことで患者様にとっての「されたい看護」が見えてくると感じました。

皆様もぜひ読んでみてください。

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