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ナラティブ・ホスピタル2016年6月4日

こんにちは。 富家病院 臨床心理室 山本です。

 

突然ですが、このブログのタイトルにもなっている”ナラティブ”とは、どんなものかご存知でしょうか?

 

「ナラティブ」とは「物語」という意味を持ちます。

”ナラティブ活動”とは、富家グループにおける入院患者様・施設入居者様・施設ご利用者様の人生の物語に、

スタッフ皆が紡がれていきたいという想いで2009年に始まった取組みです。

患者様・入居者様・利用者様が生きてきた人生の物語を、関わる全ての人が共有し、

富家グループの理念である「されたい医療 されたい看護 されたい介護」とともに

寄り添う想いを大切にしており、具体的な取組みとして「ナラティブノート」「ナラティブアルバム」

「ナラティブムービー」等があります。

昨年には活動を評価され、2015年グッドデザイン賞を受賞しました。

 

そんな富家グループのナラティブ活動の取り組みについてまとめた書籍、

『ナラティブ・ホスピタル 患者と紡ぐ医療・看護・介護』が昨年8月に幻冬舎より刊行されました。

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ナラティブ活動の内容だけでなく、ナラティブ活動導入に至るまでの富家理事長の思い、

導入から現在までのスタッフの奮闘、ナラティブ活動がもたらした成果など、

活動に携わるスタッフの生の声も交えて、分かりやすくまとめられた一冊です。

 

このブログをご覧の方にはナラティブ活動をご存知の方もいらっしゃると思いますが、

『ナラティブ・ホスピタル』から内容を一部抜粋してご紹介するコーナーを設けることになりました。

通常のブログと併せてご覧ください。

 

第1回のご紹介はこちらです。

 

<ベッドに横たわることしかできない目の前の人にも若い時代があり、生き生きとした人生があった。

その患者一人ひとりの物語(ナラティブ)をスタッフが共有し、思いを馳せながらケアをすることで、

人生の大先輩としての敬意を抱き、人として患者と触れ合いながらケアをすることができるようになるのです>

 

『ナラティブ・ホスピタル 患者と紡ぐ医療・看護・介護』p5 1行目 より~

 

今後も『ナラティブ・ホスピタル』の内容を順次ご紹介していきます。

次回の内容もお楽しみに!

 

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