ホーム > ナラティブブログ > 富家リハビリセンター川越

カテゴリー ‘ 富家リハビリセンター川越

富家リハビリセンター川越です。

 

昨年から農作業に挑戦してきて、昨年種から育てていたスナップエンドウがやっと実を結びました。

 

思えば・・・

昨年秋に大根と白菜を作り始めていたのですが、明日ネットをかけようとしていた時に、なんと鳥たちに全部食べられてしまう!!ということがあり、少々意気消沈・・・。

残ったスナップエンドウを大切に育ててきました。

 

そしてこの春、小さな実をつけているかわいいスナップエンドウ。

もうちょっと大きくなるのを待って、利用者の皆さんとおいしくいただくのも後少しです。

いやぁ~、楽しみだなぁ~(^^)

20150428

こんにちは。富家リハビリセンター川越です。

桜が散り始めいよいよ春本番です。

踊り出したくなるような春の日にダンスの話はいかがでしょう?

情熱的で激しい踊りのフラメンコ。

そのフラメンコダンスの先生はいつも こうおっしゃいます、

踊りは筋力ではなく、腰から上を伸ばして真っ直ぐに立つこと、指の先まで遠くに伸ばしてゆくことが基本。筋トレで足を鍛えるのではなく、息を詰めないで息を吐き体の中心から手足を動かすこと、と。彼女は去年から都内で介護の仕事も始めました。

初めは先輩介護士たちが腰を痛めたら大変!と心配してくれたのですが

彼女は「ちっとも大変じゃないわ{身体の返し}を使えばどんな大きな人でも難なく移乗させられるから」と言います。

これを聞いて思い出すのは昨秋開催された第4回富家グループ合同研究発表会の招待講演で理学療法士・介護福祉士の岡田信一郎先生が実演してくださった古武術介護です。

先生は武術の姿勢を取り入れた介護技術を広めておられ 介助は腕先、指先で行わない、背中と腕を連動させる、全身をくまなく連動すれば、大の男でもほら!と持ち上げられましたね。そうそう、私達 富家リハビリセンター川越のスタッフも小柄な女性でも大きな男性を 日々、難なく車椅子からベッドに移して差し上げています。

もしかしたら彼女たちは名ダンサーの素質大かも。それが証拠にうちの管理者は ちょっと古いのですが、山本リンダもピンクレデイも躍らせたら「ピカイチ!」ですからね(笑)。

20150421

富家デイサービスセンター川越は、陶芸と園芸を通じて皆様に本物を作る楽しみ、を味わっていただくことを目指しています。

それは、ご利用者さんお一人お一人の日々が、借り物ではない、ご自身の手による、御自身の物語を紡ぐ日々である、ということにほかなりません。

先日失語症フロアご利用歴10年のDさんに 全国失語症協議会が出した☆≪失語症の方の生活のしづらさに関する調査≫というアンケートの結果をお見せしました。

Dさんは、御利用当初に比べると、書くことや人の話を聞き取ることが今でも大変ですが 本でもなんでも読んで理解すること、自分の考えや気持ちを簡潔に伝えることがとてもお上手になられました。

Dさんは読まれた後に「いつも同じところで同じこと(訓練とか)をしていてはだめです。もっと外に出て行かなくちゃ。(復職はできなくても) できることはいっぱいあるんだから」とおっしゃいました。

確かにDさんはじめ失語症フロアにいらっしゃる方々は困っている人を見ると助けて差し上げるばかりでなくその先々で危なくないように進路の妨害を取り除くとか、すぐに介助者を呼ぶとか きめ細かな配慮と行動が常にあります。その代表格がDさんです。

またDさんも毎年ハーモニカ演奏で参加していた川越市社会福祉協議会主催の「ふれあいコンサート」が今年からなくなった(実際にはもっと小規模でやるらしいのですが)と聞いたときも「本人たちの意見も聞かないでやめるなんてとんでもない!」と激怒されていました。

先のアンケート結果にはご本人やご家族が困っていることもたくさん書いてあるのですが 失語症のご本人たちが「もっと世の中の役に立ちたい、人のためになりたい」中には「ちゃんと働いて税金を納めたい」という希望がハッキリと書かれています。

「おまけとか人の厄介になる半人前の人生ではなく、本物の人生を歩きたいんだ!」という失語症の方達の願いをDさんの言葉がよく表していると思いました。

そしてこの願いを実現するために、私達は世のなかの人にもっと失語症について知ってもらい、行政がきちんと手立てを考えてくれるように働きかけ続けなければならないとも思いました。

生け花の会2015年4月7日

こんにちは。

富家デイサービスセンター川越です。

 

私たちのデイで、毎月『生け花の会』を開催しています。

参加率は・・・女性利用者さんより男性利用者さんの方が多いくらい。

(・・・そういえば華道の家元は男性の方が多いのでしょうか・・・)

 

生け花が始まると、し~んと静まりかえり集中の時間が流れ出します。

どの方も遠くからながめてみて、また近くからみてみたり・・・。

 

同じ種類のお花なのですが、それぞれ個性あふれるお花の姿になるんです。

 

いつもにぎやかな川越デイですが、そのときだけは静かで優しいときが流れています。

20150407_1

20150407_2

「クッキングレク」2015年3月31日

んにちは富家デイサービスセンター川越です。

 

今回は、春らしいメニュー『ちらしずし』を作ったので紹介します。

 

メニューは … ちらしずし お吸い物 菜の花のおひたし

さつま芋のオレンジ煮 フルーツ寒天ゼリー

 

利用者様はとても積極的で「次は、何しようか?」や「卵焼こうか?」など

 

言いながら作りました。

 

「料理したら片付けもしなきゃ」と男性も女性も調理後や食べ終わると洗い物までしてくださいました。

20150331_1

完成

20150331

片手でもなんのその!

肝心の味は、「美味しくできた。」や「オレンジ煮は初めて食べたけど美味しい」「また作ろうね」など好評でした。

 

今後も楽しく美味しい物を作るため、自分も『頑張らなきゃ』と感じる今日この頃でした。

「春はいいなー」2015年3月24日

失語症グループの皆さんにリラックスしていただこうと思い

00はいいなー。

とボードに書き、

00のところに春と書きました。

春はいいなー  と言ってから先を言ってください、というと

春はいいなー、酒がうまい

春はいいなー なんにもない(!?)

春はいいなー 桜が咲くし、(「あと食べる花」)菜の花も咲く

次に春の代わりに00に何か入れてください。

と申しました。

かんがえて、

夏はいいなー

コーヒーはいいな、ビールはいいなー。

女はいいなー

男はいいなー

みんなはいいなー

そのうち「なんだか寂しくなってきた」という方があり、

確かに、これはちょっとぼやいている、羨ましがっていることばだと思いました。

ではもっとリラックスできる言葉を探すと

あーあ、でした。

あーあ、あーあ、あーあ

それぞれの溜息がでて、リラックスしたのか益々ゆううつになったのか・・・

・・・春愁・・はるうれい。

20150324

こんにちは。富家デイ川越です。

 

冬の間休息していた富家ファームですが、3月に入り、いよいよ再始動です。

今まで植えていた野菜を全て収穫し、畑を整える作業に入っています。

 

まず、畑を耕しなおして、肥料を入れて・・・。

 

27年はじゃが芋(キタアカリ)でスタートします。

じゃが芋は「種芋」を準備して、植えつける前に種芋を半分に切り、切った断面に灰をつけて土の中に入れます。

植えつけにも色々な作業があるわけで・・・。野菜を育てることは奥深いです。

 

キタアカリという品種はポテトサラダや肉じゃがに向いているようですが、たくさん収穫できたらポテトチップスにしたいと思うのです。

 

上手に揚げて、ポテトチップパーティーがしたいなぁ~とこっそりもくろんでいる介護士のつぶやきでした。

 

みなさんも成長を祈っていてください。

20150317

こんにちは。

 

富家デイ川越ではバレンタインデーの2月14日(土)のティータイムに“チョコレートフォンデュ”をしてみました。

 

ご利用者様に「チョコレートフォンデュをしますよ~」と言ってみると、みなさん「なぁにそれ?」状態でした(^^;)

 

チョコフォンデュマシンが登場すると「わぁ~!」「おぉ~すごい!」と歓声が上がりました。

あふれおちるチョコレートにイチゴやパイナップル、桃などのフルーツやカステラをつけてみました。みなさんほとんどの方が初体験。

「初めてみたよ。長生きするもんだ」

「チョコレートが本格的だよ」

と大絶賛のお言葉をいただきました。

 

スタッフが男性利用者様に「チョコをつけてさしあげましょうか?」と尋ねると「自分のことは自分でやるさ!!」とヤル気満々の発言かと思いきや・・・

「自分でやった方がチョコがいっぱいつけれるだろ~」ですって。

やっぱり、色気より食い気ですね。

 

富家デイ川越のバレンタイン・・・。にぎやかに楽しまれました。

20150303_1

20150303_2

その日の失語症デイは一般デイの方達と合同で始められました。

失語症の方達が時々一般デイの方と一緒になると思わぬ交流が生まれ、新鮮な出会いが経験できます。

全失語のF氏はしつらえられたコーナーに座ってじっと皆さんの様子をご覧になっていました。

すると何時もマイペースで自分のことに忙しい一般デイの同じ年恰好のGさんは きっかけがあれば話しかけたくてF氏をちらちら見ながら、熱心にお向かいの方や介護士に語りかけます。

また同じく一般デイの 普段は誰のそばにも行かず、一人ごとのように何か言いながらフロア中を歩き回ってご自分の仕事に忙しいH嬢は 椅子を運んできてF氏のお隣りに黙ってじっと座っています。

みんなでCDの歌のメロデイーを聞いてカルタを取るゲームが始まるといつもは席につかないH嬢は、皆さんの中に座ってそれはそれは熱心にカルタ取りに参加されました。

あちらのコーナーではFさんが正しい絵カードを示されると恥ずかしそうに微笑みながらうなずかれます。

そしてお食事の時間になると、外を見ながら静かに何時ものように食べ始めたF氏.その横に、静かに椅子を並べて同じように外を眺めながらお食事をとられるH嬢。

それはそれは いい風景でした。

Fさんの存在に 何かいつもと違ったG氏の言動、そのオーラに魅せられたH嬢、失語症のF氏がそこに座っていて下さることがとっても大きなことなのでした。

言葉よりももっと強くて暖かくて安心なものをF氏は発していらっしゃったのですね。

20150224

失語症デイの朝2015年2月17日

朝の挨拶の司会はその日の出席者の中から決めます。

「私がやりましょう」と言ってくださる方もあれば

STと目があった人が「お願いします」と言われてしかたなくやる日もあります。

DさんはSTに助けられながら書かれた文字と名前を読むのが精いっぱい。

「今日の日付を言ってください」のあとに「00さんどうですか?」

と司会者が指名するのですが、名まえを読むのも誰かを選ぶのも大変・・・横からEさんが助け舟。

「じゃあ、みんなで言いましょう。」「へいせい・・」

次にDさん「‘今日は何の日‘を読んでください」といってから

また「00さん読んでください」と誰かを指名しなければならなくて 立ち往生。

すかさずEさんが「これもみんなで言いましょう」。STが棒でボードの字を示すとみなさんは「今日は何の日  00の日」と声を出して読み上げます。

 

こんな日もあります。司会者が「お名前を呼びますから返事をしてください」と読んでから 急に隣の方を指さして「じゃあ自分で御願いします」と。指をさされた方は「00です」隣の方も「00です」次々自己紹介。名前を言うのが大変な方はご自分の名札を指さしてSTが「00さんですね」と言うと指でOKサインを出しみなさんを見渡してにっこり。誰も困り切ってしまわない。なんとかなる。仲間だから。そんな空気を確認する朝の挨拶の時間です。

20150217

最新記事

カテゴリー別一覧

月別一覧