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失語症のリハビリって何?2015年7月21日

こんにちは。富家リハビリセンター川越です。

どこかのデイサービスで行ったアンケートがあったので、お帰りの前の数十分を使って同じ質問をしてみました。「その通りだと思う方は手を挙げてください」といって読み上げると・・・

質問 どのようなリハビリがしたいですか?

個別の歩行訓練 遠慮がちに挙手1 その他首をかしげる

数字で効果が実感できるリハビリ 0 「数字で効果って・・?」と首をかしげる数人

リハビリの専門家に1対1でやってもらいたい 0

 

Sさん「専門家って先生はここにいっぱいいるんですか?」

介護士「ここに一人だけ言語の先生がいますよ」

Sさん(ご利用歴8年)「前に写真をとって(それについて書く課題を)やったけど、結局、自分でやりたいことでないと(続かない)」

ほかの方もうなづく

ST「そうですね。ここではご自分のやりたいことをやってその中でお友達ができたりするのが楽しいし、そうやって言葉も伸びていきますね」

皆さん、そうそう、とうなづく

 

失語症のリハビリってなんでしょう。

まず理解力を伸ばすこととSTの遠藤尚志先生はおっしゃいます。

大切なのは「内的動機づけ」「意図の形成」。「楽しいからやろう」「もっとやってみたい」という気持ちがまず心に起こることです。

ことばでのやり取りができなければ身振りでも文字でもまなざしでもいいからコミュニケーションを多くとること、楽しんでやる活動の中でそれらはより多く発揮できるでしょう。

当施設の失語症デイのご利用者さんたちは目に見えてリハビリだ、と分るような、数字で結果があらわせるようなリハビリが本当のリハビリだとは思っていらっしゃいません。

自分たちがいい、と思いもっとやりたい、と思うことを続けていく中で、これでいいのだ、と御自身で思えるものができてくる、その過程で言葉が伸びてくる それを同じような悩みを持つ仲間と一緒に感じていらっしゃるのです。

その過程を一緒に走っているのがSTです。横で一緒に走っているのでこれがリハビリの先生だ、と思ってはいらっしゃらないようです。

先生臭くなると、もうやめよう、やめよう、ということになります。眠くなってきます。

自分がわかること、本物だ、と思えることを失語症の方達は鋭く見分けていらっしゃいます。

いまここで生きている、その真剣さで、STも看護師も介護士もお一人お一人にかかわっているのか、こちらが真剣に耳を傾け、心を開いて、その方が言いたいこと伝えたいことを聞いているのかをとてもよく察していらっしゃいます。

 

富家会の理念である「されたい医療」「されたい看護」「されたい介護」につながって行く

誠実な生き方、心の通う仕事をこれからも日々目指して努力していきたいと思います。

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