みなさま、こんにちは。臨床心理室の長谷川です。
10月に入ってからグッと冷え込む日が増え、季節の移り変わりを感じる今日この頃ですね。
身体を温めて、風邪等引かないようお気を付け下さい。
今回は以前入院されたAさんとAさんの奥様のエピソードをお話します。
Aさんは元々ご自宅で奥様の介護を受けながら生活されていました。
奥様によると、脳出血や気管切開をしている為お話するのは難しい状態とのこと。
ぼんやりしていることも多く、その他にもさまざまなケアが必要な方でした。
<結構大変だったんじゃないですか?>と聞くと、
「お父さんの事が大好きだから、家で看たいんです」と照れ臭そうに笑われました。
なんとも素敵な奥様だなぁ・・・。
その後Aさんにもご挨拶に伺うと、奥様の言う通り発話は無くぼんやりしてる様子。
しかし、<奥様が“大好き”と言っていましたよ>とお伝えすると、
じわりじわりと口角が上がり、ニンマリ笑顔を見せて下さいました!
とっても嬉しそうな表情で、こちらまでニンマリ…!
きっとAさんも奥様の事が大好きなのでしょうね~
お声が出せなくても分かるくらい、幸せな表情でした。
なんだか心がほっこりしたエピソードでした。




