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“コロナ疲れ” 大丈夫ですか?2020年8月7日

皆さんこんにちは。富家病院 臨床心理室 山本です。

この話題にうんざりしている方も多いかもしれませんが、

コロナウィルスの感染拡大がなかなか収束しない状況ですね。

緊急事態宣言が明けて、それぞれが普段の生活を取り戻し始めた矢先に

東京を中心に感染者の増加が見られ、またピリピリしたムードが戻ってしまいました。

コロナウィルス感染症自体も非常に気がかりですが、

心理士の私としてはコロナウィルスにより”こころの健康”が損なわれることも

心配だなあと思います。

皆さんはこんなことありませんか?

・コロナウィルスのことが心配で不安になる情報ばかり集めてしまう
・些細な体調の変化をいつもよりも心配するようになった
・電車の中で咳をしている人につい厳しい視線を向けてしまう
・宴会等で感染した人のニュースを聞いて、「自業自得!」とイライラしてしまう
・家族や周囲の人と衝突することが増えた

当てはまる方は、こころに”コロナ疲れ”が出てしまっているかもしれません。

日本赤十字社のHPに「新型コロナウィルスの3つの顔を知ろう!」という

コンテンツがあります。

非常にわかりやすく、この状況下のメンタルヘルスの維持に役立つ内容なので

ぜひ参考にしてください。

http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200326_006124.html

私は以下のようなことが大切そうかな?と感じました。

・コロナウィルスの情報収集に気を取られすぎず、正しい情報を集める努力をすること
気持ちが塞いだりイライラするときはコロナウィルスの情報からすこし距離を置くこと
・感染対策は自分の生活の中でできる範囲で行い、頑張っている自分をねぎらうこと
・なるべく元々の生活を維持しようとすること (規則的な生活・日課をこなす・趣味など)
・閉じこもらず、一日のうちの短時間でも外の空気を吸い、太陽の光を浴びること
・不安や怒りなどつらい気持ちは誰かと共有すること
・自分のからだやこころの状態に意識を向け、不調に気づいたら対処を行うこと
(運動、休息、余暇活動、自分にごほうび… などなど)

不安による偏見や差別がコロナウィルスのさらなる被害拡大を生むようです。

先の見えない不安や生活の制限に戸惑うこともありますが

「コロナ憎んで人を憎まず」を心掛けたいなと思います。

みんなで力を合わせてコロナウィルス流行の収束を目指しましょう!

カテゴリー:富家病院

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