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私の愛しの母2023年1月11日

こんにちは。富家病院本館3階北病棟、看護助手(介護士)の鳩貝と申します。

松の内のにぎわいが過ぎたというのに、

まだまだお正月気分が抜けていない私ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

さて、私の母が弟の家からうちに来て8年目になります。(認知症を患って8年)

今年は米寿を祝って、敬おうと計画をしています。

そんな母は食欲旺盛で、お節料理を見て「うわぁー!ご馳走ね!!」と

目を大きく開き、満面の笑みで上下左右と見ています。

母の好きな品を皿に取ってあげると、

「そんなに食べられないよ!」と言いながらペロリと平らげて、

次の品定めに余念が有りません。そういう姿を見て、

子供のような無邪気な母が愛おしくてたまらなくなるのです。

しかし…

・いつもの事が出来ない

・日時が分からない

・排泄が出来ない

・洋服の着衣が出来ない…などなど毎回イライラしている私がいます。

それでも、私の事だけは解っていて、

「娘の〇〇でしょう?何でいちいち聞くの?」とすました顔で言います。

子供には無償の愛と言いますが、

母にも無償の愛で残りの人生の手伝いが出来たら嬉しいと、

お正月(元旦)に誓った私でした。

 

追記  昨年末”母性”という映画を観ました。

自分と母を思い出すシーンがあり自然と涙がこぼれました。

 

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