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認知症カフェって何?2023年9月30日

富家在宅リハビリテーションケアセンター 居宅介護支援室の野村です。

最近富家会では物忘れの患者様が増加傾向です。

物忘れの高齢者は、家族や養護者等の言う事が

理解できなかったり閉じこもり傾向にありますが、

家族や養護者が受け入れることができずに対応してしまうと、

症状の悪化につながる場合もあるようです。

そこで正しい知識や理解を促進するために

認知症カフェを利用してみるのはいかがでしょうか。

しかし認知症カフェという存在を知らない人もいるでしょう。

認知症カフェについてざっくり説明すると

・認知症カフェとは、認知症当事者や家族などが集まる認知症サロンのようなもの

・認知症当事者や家族の孤立を防ぎ、地域住民に認知症について理解を促す目的がある

・主に家族会、社会福祉法人、自治体、NPO法人によって運営されている

認知症カフェの目的

認知症カフェは、認知症の当事者の方が通うことで

認知症の当事者や家族の方が孤立してしまうリスクを減らせます。

また、認知症の当事者・家族にサービスを提供することで、

普段の介護で感じている負担やストレスなどを減らせることもメリットです。

さらに、地域の人に認知症のことを理解してもらうことにより、

地域全体で住みよい街づくりができることにも繋がります。

認知症カフェでは、どのようなことが行われているのでしょうか。

自由なコミュニケーション

認知症カフェは、社会福祉法人、医療法人、NPOなど認知症カフェの主催者が提供してくれる

お茶やお菓子を自由に飲食しながら、参加者同士で会話をして交流することを目的としています。

参加費は100円ほどであることが多く、一般的なカフェというよりも、

認知症患者や家族、地元の人々などあらゆる人が集まり自由に交流する場所です。

また、家族が他の認知症患者の家族と介護についての情報を交換する場としての役割もあります。

専門家による講演会やワークショップが開催されることもあり、

認知症の理解を深めたり、最新の介護情報を得ることができる貴重な機会ともなっています。

介護相談

認知証カフェでは、介護福祉士や看護師など、

認知症の介護について相談できる専門家も参加していることがあります。

そのため、認知症の当事者や家族が抱える悩みの相談ができたり、アドバイスがもらえたりします。

アクティビティ

認知症カフェでは、アクティビティも行われています。

認知症カフェに参加できる専門家によって内容は異なりますが、

脳トレ、筋肉や関節など運動器の機能低下を防ぐためのエクササイズ、

手芸、料理、将棋、パソコン教室など趣味を深める活動が行われます。

また、認知症カフェでのアクティビティはデジタルツールを活用したものも増えてきており、

タブレットでの絵描きや音楽鑑賞などを行うことで、

デジタル技術と親しむ機会を提供しているところもあります。

認知症患者や、将来認知症になる可能性がある高齢者は、ずっと家で過ごす人が多い傾向があります。

アクティビティを行うことにより、自主的に外出し、

運動や趣味を楽しめる機会を提供するのも認知症カフェの大切な役目です。

事前申し込みする必要がないカフェがほとんどですが、

中には事前申し込みが必須なカフェもあります。ネットですぐに調べられます。

認知症カフェに興味を持った方は、ぜひ気軽に認知症カフェに行ってみてください!

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